近年問題化されてきている「実家じまい」。実家を事前に売却、もしくは処分しておく必要が出てきています。
ご両親の高齢化、県外に在住のため実家を継げないなど、これから実家をどうするべきかお考えの方も多いと思います。
親の思いとして、子どもに迷惑をかけたくない。
家じまいをしない状態で住んでいる人が亡くなってしまうと、相続人が家を処分しなければなりません。
また少子高齢化や核家族化により、自分の生まれ育った実家を引き継げない・実家に誰も住まなくなってしまい、空き家となるケースが増えています。
しかし、誰も住まなくなってしまうと家は急激に劣化が進みます。
雑草や植栽の手入れができず荒れ放題なってしまったり、屋根や壁などが傷み剥がれ落ちるなど被害が起こります。
不法侵入者がそのまま住みついてしまったり、ゴミを持ち込んでゴミ屋敷になったり、不審火による火事など人の出入りする気配がなくなってしまった空き家は、犯罪の温床となってしまうこともあります。
近隣住民へも迷惑を掛け、大きな問題に発展してしまう可能性もあります。
そのような事態を心配する前に、元気なうちに実家の処分を検討することが必要になってきます。
①税制
固定資産税の軽減措置がその主たる原因です。
住宅用地の土地には、その評価が3分の1(200㎡以下の土地に限っては、その評価が6分の1)にまで軽減される特例があります。
建物を取り壊してしまうと固定資産税の支払い額が跳ね上がるため、そのまま空き家としているケースも少なくありません。
②賃貸する場合の出費
賃貸物件として貸し出す場合、築年数が古い建物は、防水工事や水回りの更新工事など、大きな費用を掛けて修繕をしなければならないことも多く、大きな出費となります。
③解体費用
④思い出・・・思い出の詰まった実家を手放すことに抵抗がある。
①家族で話し合う
実家の所有者の親御さんの意見がもっとも優先されるでしょう。
しかし、高齢になり認知症などを患ってしまうと正常な判断ができくなってしまうため、実家の処分方法を決める話し合いは、早い内に行っておく片が良いでしょう。
また残される子どもたちの間でも、実家の処分方法について意見をまとめておきましょう。
遠方ですぐには地元に戻れない、相続を放棄する方もいるかも知れません。
それぞれの事情を踏まえた最善の方法を導き出しておけば、トラブルになることはありません。
②財産の全容を把握しておく
実家のみならず将来遺産として遺される可能性のある財産の全容を把握しておくことも大切です。
財産は現金の他に不動産・有価証券など多岐にわたりますが、通帳や印鑑の場所、暗証番号や証券口座の情報などを事前に共有しておけば、いざというときに混乱を招くことはありません。
財産の所有者が認知症を患い正常な判断ができない場合、各種手続きに様々な制限を受けてしまいます。
③住み替えを検討する
親御さんが年齢を重ねるにつれ、実家で生活することに支障をきたすことも少なくありません。
築年数が古い建物では、段差が大きい・階段が急など、思わぬ事故を招いてしまう環境が揃ってしまっています。
バリアフリー工事をおこなうにも相応に費用が掛かってしまいます。
両親との同居、賃貸マンション・サービス付き高齢者住宅への転居等も視野に入れておくと良いでしょう
①実家を売却する
実家を処分する方法として、もっとも手間や労力が掛かかりません。
査定次第では、利益を得ることもできる可能性もあります。
まずは、売却を依頼する不動産会社を決めるところから始めます。
〔不動産仲介〕
不動産仲介は、不動産会社に物件を売るサポートをしてもらう方法です。
家を査定⇒査定価格に売主が納得すれば、不動産会社が売却活動を行います。
買主が見つかれば買主と売買交渉を行い、売買契約を結んで引き渡しします。
仲介手数料や税金の支払いが発生するので事前にかかる費用を把握しておきましょう。
〔不動産買取〕
不動産買取は、物件を買取業者に買取ってもらう方法です。
仲介と違い、業者が買取ってくれるので買主を見つける手間が省けます。
買取業者が家を査定して、査定結果に売主が納得すれば取引が完了します。
古い家で家具が残った状態でも買取ってくれるので、楽に処分したいという人におすすめです。
ただし、買取業者がリノベーション費用や家具の処分費用が価格から差し引かれるので仲介より安めになります。
出来るだけ高値で売りたいという人には不向きです。
所有者である親御さんがお元気なうちに手続きをするようにしましょう。
もし亡くなられた後に売却手続きを開始すると、相続税の支払いまで期限が10か月間しかないため、早期売却が必須となります。
買い手が現れない時、希望価格を大きく下回ってしまうこともあります。
そうなると、結果的に損をしてしまうことが多いため、できるだけ早めに取り掛かりましょう。
②実家を解体する
〔解体後売却〕
築年数が古い建物を解体して、更地で売り出す事で買い手が見つかりやすいというメリットがあります。
ただし、買い手が現れないと、前述の住宅用地の特例措置により固定資産税の支払い額が大きく跳ね上がってしまうリスクがあることを頭においておきましょう。
土地としての需要がある場合、解体費用を売主が負担する等工夫すると、買い手がつきやすくなります。
〔土地活用〕
家を取り壊し、コインランドリーや駐車場にして土地活用する。
解体費用やリノベーション費用・初期投資がかかります。
土地を残したまま、収益を得ることができます。土地を有効活用したい人におすすめです。
ただし、経営ノウハウなしで始めると収益が少なく、初期費用を回収できなくなる危険性もあります。
実家に遺された荷物の処分
実家じまいをおこなうには、残されている家財は、売主である所有者が処分しなければなりません。
残された家財の中で使える物は、ネットオークションやフリマアプリなどで処分する方法もあります。
それが面倒な場合は、家具や家電を出張買取してくれるリサイクル業者などに依頼することも可能です。
ただしリサイクル法の対象となるもの(冷蔵庫・テレビ・洗濯機・PCなど)を処分する場合、別途処分費用が必要になります。買取価格を数社見積もってから検討しましょう。
事前に家財の量や種類などを精査して、処分方法を決めておきましょう。
家じまいする方法によってかかる費用は異なりますが、0円になることはありません。
家じまいする方法を決めた後は、費用を把握し売却益を計算しながら進められるので安心できます
もっとも重要なのは、話し合いを親御さんが元気なうちに始めるということです。
親御さん自身の意思を反映した方法を選択しやすくなり、みんなが納得した思いで、実家じまいを行うことができます。そうすることで、必要な各種手続きがスムーズにおこなえるようになります。
☆「ナイスディ」では、福岡市早良区・大野城市を中心に不動産売却のサポートをしています。
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