オ-ル電化?ガス併用?どっちがいい?

2023-03-19

不動産



こんにちは!Nice-D(ナイスディ)株式会社です。
前回、電気代のあれこれ詳細について、考えてみました。
では、オール電化とガス併用はどっちがお得なのでしょうか??
今回は、その両者の料金、メリットなどを比較していきましょう!

住宅購入やリフォームの際、電気に関する悩み所のひとつとなるのが「オール電化にするか、電気・ガス併用にするか」ではないでしょうか。
どちらが光熱費を抑えられ、よりお得に使えるのか気になっていた方もいるでしょう。
今回は、オール電化と電気・ガス併用の料金や、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
オール電化がおすすめのケースや、電気・ガス併用がおすすめのケースについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

◎基本料金を比較してみましょう!
電気代・ガス代ともに、「基本料金」は毎月支払う必要があります。
まずは、電気とガスの基本料金を比較してみましょう。

<電気とガスの基本料金>
・電気の基本料金:1,716円/月(60A契約の場合)
・都市ガスの基本料金:1,056円/月(使用量30m3/月の場合)
・プロパンガスの基本料金:1,952円/月


オール電化住宅では、すべてのエネルギー源が電気のみのため、基本料金は電気のみかかります。
電気・ガス併用住宅は、基本料金が電気・ガスのそれぞれかかるため、基本料金が高くなります。
毎月の光熱費で考えれば、プロパンガスよりもオール電化の方が安く抑えられていることが分かります。

1kWhあたりのエネルギーコストを比較してみると・・・
電気代・ガス代は使用量に応じて上がっていきます。電気とガスでは料金の算出方法が異なるため、
1kWhあたりに換算した場合のエネルギーコストを比較してみましょう。
1kWhあたりのエネルギーコストとは、1kWの電力を1時間使用した際の電気の量を指します。

<1kWhあたりに換算したエネルギーコスト>
・電気:日中(6:00~翌1:00)25円80銭/夜間(1:00~6:00)17円78銭
・都市ガス:14円7銭
・プロパンガス:24円38銭
エネルギーコストが最も安いのは、①都市ガス②夜間に使用する際の電気 の順になります。
自宅にいる時間帯が主に夜間の世帯であれば、基本料金を含めてガス代がかからない分、
オール電化のほうがコストを抑えられる可能性はあるでしょう。

◎基本料金を一本化できるオール電化のほうが安い
料金面での比較では、基本料金を一本化できるオール電化の方が光熱費を抑えられる可能性が高いといえます。
エネルギーコスト面では、都市ガスが最も低いですが、夜間を中心に電気を使用するのであれば電気代を抑えられるからです。
実際にオール電化とガス併用のどちらが安くなるかは、生活時間帯や電気・ガスの使い方によって変わります。家庭の生活スタイルを考慮し、それぞれの料金面の特徴を押さえておきましょう。

オール電化のメリット


①安全→火を使わないため火災のリスクが低い
オール電化住宅では、すべてのエネルギーを電気でまかなうため、火を使うことがありません。
キッチンのガスコンロはIHクッキングヒーター、ガス給湯器は電気式の給湯器やエコキュートといったように、そのため、火災のリスクが低く、安全性が高いといえます。
火災リスクの低減だけでなく火の不完全燃焼による一酸化炭素中毒などの事故を低減できます。
また、IHクッキングヒーターなら、部屋の空気を汚すことなく調理ができ、鍋を焦がしたり油からの火災なども心配なく小さな子供や高齢者のいる家庭でも安心して利用できます。

②光熱費の基本料金の一本化
オール電化住宅では、光熱費の基本料金がかかるのは電気代のみです。ガスの基本料金がかからず、費用を抑えることができます。
また、光熱費の支払先が電力会社のみとなることから、光熱費の基本料金を一本化で、家計の管理がわかりやすくなります。基本料金は、毎月かかります。
節約には、できるだけ使用量を抑えることが必要です。電力会社等のお得なプランもあるので、ぜひ検討してみてください。

③災害時の復旧が早い
大地震など大規模な災害が発生した際に、電気やガスなどのライフラインが停止することがあります。
その場合も、災害時の復旧が早いのは、ガスよりも電気といわれています。
ガスの場合、ガス管は地中に埋設されており、地震などによって破損した場合はガス漏れが発生します。
その際、ガスを復旧するには、地面を掘り起こして地中のガス管を修復しなくてはならないので、
ガスの復旧には時間を要するケースが多いのです。
一方、電気を供給する変電所・発電所・電線等の設備は、地上に設置されているケースが大半です。
そのため、トラブルが生じている箇所を発見しやすく、復旧も早い傾向にあります。
オール電化住宅であれば、大規模な災害が起きてもライフラインがより早く使えるようになる可能性は高いでしょう。

④キッチンの手入れが簡単・清潔
ガス台に比べ、IHクッキングヒータ-は、油の飛び散り等も手入れが簡単にできます。

オール電化のデメリット


①初期費用やメンテナンス費用がかかる


オール電化を利用するには、オール電化に対応する機器を導入する必要があります。
代表的なものとしては、IHクッキングヒーターやエコキュート、蓄熱暖房器などです。
それらの機器の購入費用に加え、設置工事費やメンテナンス費用もかかります。
オール電化の初期費用や維持費は、光熱費を節約することで年数をかけて元をとるのが基本的です。
そのため、オール電化に移行することで、ガス併用と比べて光熱費の削減につながるかどうかは重要なポイントとなります。
また、ガス給湯機器に比べ、大きい機器となるため設置場所もスペ-スを考慮しないといけません。
実際に光熱費の節約効果が見込めるかどうか、ライフスタイルと照らし合わせて十分に検討しておく必要があるでしょう。

②日中は電気料金が割高
オール電化住宅専用の料金プランを各電力会社が提供しています。その多くは夜間の電気料金を抑えたプランになっています。
よく利用されるエコキュートは、夜間に電気を使ってお湯をタンク内で沸かしておき、翌日の給湯に利用します。
なので、オール電化専用プランは、日中の電気料金に関しては、割高に設定されていることになります。
オール電化に移行するべきか判断する際には、日中の電気使用量がどの程度かが大きな目安となります。
在宅時間帯が主に夜間であれば、オール電化のメリットは大きいでしょう。一方、日中に家で過ごすことが多い場合、かえって光熱費が上がる可能性もあるため注意が必要です。

③停電時の備えが必要
オール電化住宅は、すべてのエネルギー源が電気となるため、停電時に調理機器や給湯器、暖房器具などが使用できません。そのため、電気が復旧するまでの間、必要最小限の暮らしが送れるように対応策を備えておく必要があります。
例えば、ガスボンベで使用可能なカセットコンロや、小型発電機など停電時でも使用できる電源を準備しておきましょう。
ただし、九州電力を例に見ていくと、過去に停電が発生した頻度は、年間1世帯あたり最大でも0.39回と決して高くありません。万が一の事態に備えてライフラインの確保を整えておくことは重要です。
停電時の備えも併せて考えておく必要がある点は、オール電化のデメリットといえます。

電気・ガス併用のメリット


①都市ガスであればエネルギーコストを抑えられる。
都市ガスは、電気よりもコストが安く、効率の良いエネルギーといえます。
ガスファンヒーターは、エアコンと比べて短時間で部屋全体を暖められることからも、ガスのエネルギー効率は優れています。
都市ガスの供給エリアに住んでいる場合は、引き続き都市ガスと電気を併用しても光熱費は割高にならない可能性が高いです。
オール電化に移行する目的が光熱費の節約だけの場合は、そのまま都市ガスと電気を併用し続けるのもひとつの選択肢です。

②日中の給湯や調理がオール電化よりも割安
日中に給湯器や調理器具をよく使用する世帯では、電気よりもガスのほうが光熱費を抑えられる可能性があります。
オール電化専用プランの場合、日中の電気料金が割高に設定されているケースが多く、日中に自宅で過ごすことが多いようなら、電気とガスを併用するほうがコスト的にはやすくなります。
また、電気とガスの両方を使用するハイブリッド給湯器(電気とガスの両方を使用する)を導入すれば、電気・ガスのそれぞれのメリットを活かして、さらに効率よくお湯を使えます。さらに太陽光発電や蓄電池も活用すれば、夜間に給湯器を使用する際にも光熱費を抑えられると思います。

電気・ガス併用のデメリット


①基本料金が二重にかかる
基本料金は、併用すると電気とガスにそれぞれにかかります。基本料金は、毎月必ずかかるコストです。
基本料金を一本化できるオール電化と比べると、基本料金が二重にかかる点はデメリットといえます。

②プロパンガスの場合は、割高になる
プロパンガスを使用している世帯では、都市ガスよりもガス代が割高です。
プロパンガスの平均的なコストは、夜間に電気を使用する場合よりも高く、日中に電気を使用した場合とほぼ同水準と考えられます。
プロパンガスの場合は、光熱費はかさみやすくなります。
さらに、プロパンガスは事業者が書面で通知すれば、プロパンガスの利用者の承諾を得ることなく、値上げができます。突然、ガス代が上がることも十分ありえます。
プロパンガスは、都市ガスよりも割高であることと、ガス代が突然値上げする可能性があることに注意が必要です。

③火災のリスクがある
ガスを使用すると、家庭内で火を使うのは避けられず、どうしても火災につながるリスクがあります。
火災以外にも、火の不完全燃焼によって一酸化炭素が室内に充満したり、ガス漏れなどの事故が発生するリスクもあります。
火災やガス漏れといったリスクを踏まえると、オール電化のほうが安全性は高いです。
出火原因のうち、最も件数が多いのはガスコンロからの出火という結果も出ています。
火災のリスクが高まることはガスを併用する上で避けられないデメリットといえるでしょう。

オール電化とガス併用、どちらがおすすめ?


【オール電化がおすすめのケース】
①日中はあまり電気を使わない
在宅時間帯が主に夜間で、日中はあまり電気を使わないようなら、オール電化が適しています。オール電化専用プランの多くは、夜間の電気代が抑えられている一方で、日中の電気代は割高に設定されているケースが少なくありません。電気を使う機会が夜間に集中するようあれば、オール電化は光熱費の節約につながる可能性が高いです。
例えば、日中は仕事で不在にしていることが多く、帰宅は日没後になる日が大半という場合、電気を使用する時間帯は、夜間中心になります。そこで、電気代が割安になるプランを利用すれば、電気・ガスの併用よりも光熱費を抑えられるでしょう。1週間や1ヵ月という期間の中で、日中と夜間のどちらの在宅時間が長いかを試算してみましょう。
②火災のリスクを軽減したい
火災のリスクをできるだけ軽減したい場合は、オール電化のほうがおすすめです。
オール電化住宅では、すべて電気でまかなうため、家庭内で火を使うことがありません。ガスコンロの消し忘れといった、火災のリスクも抑えられます。
住宅火災の出火原因の最も件数が多いのは、ガスコンロからの出火です。IHクッキングヒーターを使用するオール電化であれば、火災のリスクは軽減します。
③基本料金を抑えたい
光熱費の基本料金を抑えたい人は、ガスの基本料金がかからないオール電化がいいでしょう。
電気代やガス代は、基本料金と従量制料金で構成されています。基本料金は契約時に決められています。固定費の基本料金は、工夫によって減らすことができません。基本料金を二重に支払いたくない人は、オール電化が向いているといえます。
④光熱費を一本化したい
光熱費を一本化したい人は、オール電化を選択することをおすすめします。
月々の電気代・ガス代はそれぞれから請求され、引き落とし日が異なる場合も多い電気・ガスの併用は、家計管理の手間になりがちです。
一方、オール電化住宅では光熱費が電気代のみとなるため、家計の管理がシンプルになります。光熱費の増減や家計に占める割合などもわかりやすくなるでしょう。

【ガス併用がおすすめのケース】
①日中の電気使用量が多い
日中の電気使用量が多い場合は、電気・ガス併用のい方が適しています。一日中在宅の人がいる世帯や、自宅で仕事をする人がいる世帯では、ガス併用の方が光熱費を抑えやすいでしょう。
コロナ以降、リモート勤務も増え、日中も照明やPC、冷暖房などを使用することが想定されます。特に冬場は、一日中エアコンを稼働させていると暖房にかかる光熱費だけでも相当な金額になります。
そこで、ガスの場合、暖房効率に優れたガスファンヒーターを使用して部屋全体を短時間で暖めておき、ある程度まで室温が上がった状態でエアコンに切り替えるなど、ガス暖房器具を併用すると節約効果があります。日中の電気使用量が多いようなら、電気・ガス併用を選択してみてもいいですね。
②ガス暖房器具を使いたい
ガスファンヒーターやガス床暖房といったガス暖房器具を使いたい場合は、必然的に電気・ガス併用になります。電気・ガス併用からオール電化に移行する際、すでにガス暖房器具が一式そろっている世帯では、既存の暖房器具が無駄になってしまいます。また、あらためてオール電化用の暖房器具を買い揃えるコストも考えておきましょう。
居住エリアの気候や部屋の方角によっては、短時間で部屋全体を暖められるガス暖房器具のほうが適している場合もあります。暖房能力の高いガス暖房器具で室温を上げておき、エアコンに切り替えるといった使い方をすることで、暖房にかかるコストを削減する効果も期待できるでしょう。ガス暖房器具を使いたい世帯にとっては、電気・ガス併用はベストといえます。
③都市ガス供給エリアに住んでいる
都市ガス供給エリアの居住であれば、オール電化よりもガスを併用したほうが光熱費を抑えられる可能性があります。都市ガスは電気よりもコストが低い傾向があります。
また、都市ガス供給エリアに住んでいる人は、オール電化への切り替えを検討する際に、各電力会社が提供している料金シミュレーションを活用しましょう。現状と比べて光熱費がどの程度変わるのかを確認し、初期費用との兼ね合いも含めて検討してみてください。
④初期費用をできるだけ抑えたい
初期費用をできるだけ抑えたい場合は、オール電化よりも電気・ガス併用のほうが適しています。オール電化に移行する場合、エコキュートやIHクッキングヒーターといったオール電化専用の機器を導入する必要があります。それらの機器本体の購入費だけでなく、設置工事費やメンテナンス費用もかかります。
一方、ガス専用の給湯器やガスコンロといった機器は、低コストで導入可能です。また、ガス専用の給湯器は、メンテナンスが簡単で、維持コストもほとんどかかりません。初期費用や維持コストをできるだけ抑えたい人にとっては、オール電化よりも電気・ガス併用のほうがおすすめです。

【まとめ】
オール電化と電気・ガス併用には、それぞれメリット・デメリットがあるため、どちらがよりお得になるか一概には断言できません。
そのため、料金面や安全性など、さまざまな側面から比較した上で、自分のライフスタイルに適した方法を選ぶことが大切です。

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